散歩の効用
最近,立て続けに「散歩は良いものである」という旨の文章12に触れた.
そして何より散歩は、適度につまらない。
よく思うことだが、インターネットは面白すぎる。数年に一度という奇跡の瞬間を収めたビデオや、 10万人に 1人の才能を持つ人が描いたイラストなどが滝のように流れてきてしまって、感受性がいくらあっても足りやしない。 面白いものに触れているときの脳はそれを受容するためにかなりリソースをとられているので、考える暇がない。
曰く,散歩は考えを巡らせるちょうどよい時間らしい.自分はこれまで散歩らしい散歩をしたことがなかったので面白かった.
基本的に私は「いつもと違う道」というのを歩かない. 以前友人が遊びに来たとき,周辺に何があるか知らなさすぎる私に驚いていた.こっちに何あるん?と聞かれても全く答えられない 大学までの行き道についても,5年目にしてもっと短い道が存在することに気づいた.
今まで意識して「何かをしない」時間を作ったことってなかったな~と思う.何も考えていない時というのは日常の中によくあるが,大抵は受け身で刺激を受け続けているだけだったりする(スマホいじったりYouTube見たり).
時間を潰すという目的が一応あるし,何もしていないわけではないんだけれど,多分そういう目的で過ごしている時は頭は働いていないと思う.
気分を漫ろにするという意味で散歩はかなり有用なのかもしれない
ランニングの効用
最近ランニングを始めたが,そこでも同じような感覚を抱いている.
走ってるうちは無心になれる.これが存外気持ちいいなと思う
中学時代から運動習慣皆無であったにも関わらず,意外と続けられている.今見返すとこんな感じ
走るという身体的運動だけに集中することで,頭が休まっているような感覚もある.走っているうち,急にとりとめのないことを思い出したり,どうでもいいことのやる気がふと湧いてきたりすることもある
考え事は三上がよいと言われる. 普段の生活では取り出されない記憶やモチベーションが生まれるという意味で,自分にとって三上・散歩に加えて走ることがセレンディピティ2を生む方法のひとつなのかもしれない
他にも,どうやらランニングはいいことづくめらしい.今の所強い健康意識はないが、やたらといろんな人や本がその効果を強調しているので,それを読むたび得した気分になれる